FOMCが始まった中で、金融不安が再燃です。




株価の動向
指標も景気悪化を示し、市場は厳しい一日となった。
指標、ニュース
・パクウェスト 、ウエスタン アライアンス急落
両社ともに多くの預金を失っている。
ファースト リパブリックの崩壊からの連想で、空売りが進む。
・3月 製造業新規受注
+0.9%と予想の+1.1%よりも低い。
民間航空機・同部品が+78.3%全体を押し上げた。
・米 3月OLTS求人件数
960万件と予想の980万件よりも低かった。
前回の990万件よりも大幅に悪化。
市場は今日、明日に行われるFOMC待ちが続く。
決算
・ウーバー
事前予想よりも売り上げ、利益ともに大幅に良かった。
株価は上昇。

金融不安は続きますね。
いったん落ち着いたかに見えた金融不安でしたが、再び地方銀行が大きく売り込まれています。
テクニカル的にターゲットになっているようにも見えます。
一方で政府・大手銀行も無限に救済に動けるわけではありません。
特に政府は債務上限での共和党と強調しないといけないタイミングでもあり、民間に手を差し伸べにくいタイミングです。
しばらくは緊張感が続くでしょうか。

セクター別・個別株
全てのセクターで下落。
エネルギーセクター -4.2%
景気後退懸念で原油が大幅下落。
それに伴いエネルギー株も売られる。
金融セクター -2.2%
金融不安から規模、業種にかかわらず全面安。


厳しい一日でしたね。
景気悪化懸念から、金利は大幅に下落したにも関わらず、幅広く下落しています。
ただし、これまでの上昇分の反落も多そうですので、慌てることなく市場を見ていきたいです。
まとめ
金融不安が再燃した中で、FRBがどのような政策をとるのか注目が集まっています。
金利は事前予想と変えられないと思いますので、声明や他の声明によります。
また、決算後半はハイテクのサービスが終わってしまった分、半導体などの厳しさがクローズアップされるかもしれません。
短期的には目の離せない状況です。
長期的には予想されている範囲内です。
元々かなりの金融機関が怪しいといわれていました。
債券による損失や、コロナで膨らんだマネーの収縮による副作用は当然あります。
政府や、他国も含めた金融機関の動きをじっくりと見守りましょう。
特に日本はリーマンのモルガンスタンレーは成功例と考えているのではないでしょうか。