雇用者数は前月比+33.9万人!折れない景気に安心の株高。 

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市場の心配事であった債務上限問題が終わりました。
今度は実経済に注目ですね。
雇用統計からはアメリカの経済は堅調との見方が広がっています。

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労働市場は堅調が続く。

・債務上限問題
 上院で法案が可決された。
 デフォルトの回避はこれで確実視された。

・5月雇用統計
 非農業部門雇用者数は前月から+33.9万人。
 予想の+19.5万人を大幅に上回る。
 飲食サービスの増加が+3.3万人と大きい。

 失業率は3.7%と予想の3.5%より高い。
 前月の3.4%よりも上昇した。

 先月からの賃金の上昇も+0.4%に抑えられた。
 市場では景気への安心感と利上げへの警戒が広がる。

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また利上げ基調でしょうか。

雇用統計は製造業と、卸売、 小売、 情報関係は変化が小さいですがそれ以外の業種は満遍なく増えました。
労働参加率も変化なしです。

統計の解釈が難しいのですが、流動性の高さと概ね労働市場が好調であることは感じられました。
これから平均時給が落ち着いてゆけばベストでしょう。

市場では利上げ方向と捉えられていますが、次回FOMCで本当に上げられるかは疑問です。
小売りなどのデータで明らかに減速しているデータもありますので。
やはり様子見の一回パスでしょうか。

セクター別、個別株

全てのセクターで上昇した。

素材セクター +3.2%
 米国の景気減速をしないことを示した。
 中国でも製造業購買担当者指数(PMI)が50.9と、4月の49.5から予想外の上昇を示して景気の底堅さを示した。

情報通信セクター +0.3%
 金利上昇からハイテクは上昇幅が限定的。
 アマゾンが米プライム会員に無料のモバイルサービスを検討と伝わり、関連銘柄が下落した。

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ハイテクは上げ過ぎの調整もありそうです。

NVIDIAの上昇しすぎへの警戒が早くも入っているようですね。
現時点ではGPUで圧倒的な強さですが、長期で見ると競合との戦いは激しくなる方向でしょう。

かつてのインテルもCPUで圧倒的な力を誇っていましたが、設計ではAMDに抜かれてしまいました。
中国勢も制裁前はかなり追いついてきていました。
製造ではTSMC、サムスンとの差は広がります。

どれくらいの期間を見て株を買うかで大きく違いますが、長期ではなんとも言えません。

長期投資として 中国の経済

ここにきて製造業PMIが回復というデータが出ました。
状況がわかりませんし体感とは異なります。
他のデータとの矛盾もあります。
信じてはいけないデータかなと思います。

上海の株価は数年間上昇を見せません。
株価が将来の期待の割り戻しであるとするなら、そちらの方が体感にあいます。

まとめ

労働市場は好調との判断です。
景気は極端に悪化しないとの判断になりますが、次は再来週のFOMCに注目が集まっていきそうです。