



トピックス
・米 12月景気先行指数。
110.5と前月から-1%。予想の-0.7%より悪い。また低下は10ヶ月連続。
・ハイテク関連
23日のマイクロソフトから始まる大手の決算発表を基に、これまでの状況を割安と判断。人員削減の発表が進み、悪いニュースは出たとして買いが入る。
バークレイズがAMDなどの投資判断を引き上げたことも後押しをした。
・スポティファイ
音楽ストリーミング大手。従業員の6%に当たる600人を削減。株価は2%上昇した。
・マイクロソフト
ChatGPTのオープンAIに今後数年間で100億ドルを投資と発表。グーグル、アマゾンとのAIの競争で優位に立とうとの試み。
・セールスフォース
物言う株主であるエリオットが、セールスフォース株を取得。株価は約3%上昇した。

全体:
ハイテクがに引っ張られて上昇しています。
また1/31-2/1のFOMCを前に、利上げ予測は0.25%としています。FED watchでは99.9%が0.25%の上昇を予想しています。FOMCでは声明としてはインフレ退治が終了とのことは言えないでしょうから、それがどれくらいの強い表現となるかが焦点です。


セクター別:
ヒートマップは幅広い銘柄が上げていることを示しています。
特にAMD、NVIDIA、クアルコム、テスラなどの上昇が大きいです。これまで強烈に下げていた分、大きく買い戻しが入っています。
セクター別ではハイテク関係が良かったです。
このところ軟調なヘルスケアや生活必需品も若干ですが上昇しています。これらも少し売られすぎとの判断があったでしょうか。
半導体メーカーは楽観できる状況ではないです。景気だけの問題ではありません。この株価上昇は非常に慎重に見ます。ハイテク関係だけでなく、まだまだ決算は慎重にみます。


・為替
欧州で利上げ継続の必要性が言われ、一旦ユーロ高ドル安
その後ゲオルギエバ IMF専務理事が景気が数ヶ月前の想定ほど悪化しないとの見方を示す。米長期金利上昇に伴ってドルが上昇。
・原油
引き続き中国の需要回復を見越して上昇が続くも、終盤は利益確定の売りに押される。

「安心のゴールド」が続いています。この厳しい相場の中で、ありがたいです。