1/5(木)の米市場 強い雇用統計から金融引き締めと見て株安

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トピックス

・ADP雇用者数

 12月の雇用者数は+23.5万人。予想の+15万人を大きく上回る。賃金上昇につながっている。

 失業保険申請件数は20.4万件と前週の22.3万件から減少。

 労働市場は底堅いとして引き続きの金利引き締めを想定し、株価は下げる。

アトランタ連銀ボスティック総裁

 「米のインフレ率は高すぎる」

・アマゾン

 人員削減が1.8万人規模であることを示す。5日の株価は下落。

シルバーゲート・キャピタル

 FTXの破綻による81億ドルの引き出しに対応するため、資産の売却を進めている。株価は約40%暴落。

労働市場は底堅い数字が出ています。企業の人員削減の発表も続いていますが、雇用統計に表れるまでにはもう少し時間がかかるでしょうか。当局関係者はタカ派発言をやめられませんね。

 

ヒートマップで見ると幅広い銘柄で下げています。ハイテクは金利上昇も伴い下げが厳しかったです。

ただし、一番下げたのは不動産セクターでした。ここは景気後退に反応しています。

エネルギーは原油高を受けて反発しています。

FTXの破綻に関する取付けのニュースが出ました。今のところ市場は特定銘柄への売りだけですが、この影響が広がらないかは注視が必要です。

・国債

 労働市場の堅調な統計を受けて、金融引き締めを想定して上昇。

・為替

 金利高からドル高。

・原油

 コロニアル・パイプラインから石油製品の流出が確認されて上昇も、景気後退の観測から上値は重い。

・金

 金利高に反応して下落。