

トピックス
・SF 連銀デーリー総裁
「0.25%、0.5%のどちらでも根拠を示すことができる。」
「政策金利は5%をいくらか変えたところでピークとなる。」
・NY連銀 12月消費者期待調査
1年先の期待インフレ率は5%と、前月の5.2%から低下。
・ゴールドマンサックス
今週3200人を人員削減する。3分の1強がトレーディング・銀行部門か。

全体:
先週の雇用統計とISM非製造業景気指数がインフレ減速として、引き続き市場に好感されていますね。朝は上昇で始まりましたが、後半は利益確定の売りに押されました。更に市場の注目は金利から景気・個別企業に移っていきます。
セクター:
金利低下を受けて、全体的にハイテクは好調を維持しています。
一方でヘルスケア、生活必需品などのディフェンス銘柄や、エネルギーが利益確定の下げに押されています。

FED watchによると、次回FOMCの利上げは徐々に0.25%とする見方が多くなってきています。


・国債
賃金の伸び低下を受けて、金融緩和期待から金利安、債券高。
・為替
金利安からドル高の傾向が変わらず。
ゼロコロナ解除の期待により、中国元高が続く。
・原油
中国のコロナ隔離措置撤廃により、需要増を期待して上昇。
・ゴールド
引き続き金利安に対して、相対的な魅力が増して上昇。

長期投資としては中国がゼロコロナ対策を解除することで、一息付けています。暴発が遠のいているのであれば安心材料です。ただし台湾への軍事威嚇は続いていますので、まだまだ油断はできません。
このところいわゆるディフェンス株が弱いですね。少し買われすぎだっでしょう。ただ、他に積極的に変える株がないだけに難しいところです。当面は金や債券への逃避が進むでしょう。