10/31(月)のアメリカ市場 FOMCを前に一息して前週上昇分の調整

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株式

DOW 3032,732.95-129.85-0.39%
S&P5003,871.98-29.08-0.75%
NASDAQ10,988.15-144.31-1.03%

トピックス

・前週上昇の調整

 利益確定の売りが出たか。FOMCを前にポジション調整。

・EU 消費者物価指数

 10.7%増。前月9.9%増。エネルギーが41.9%増と高騰。

・中国 10月製造業購買担当者景気指数

49.2と、前月の50.1から低下し再び50を割り込む

今後の予定

・FOMC政策金利

 11/2(水)に発表予定。0.75%の金利引き上げが見込まれるが、大幅な利上げは最後になる可能性がある。

・米 10月非農業部門雇用者数

 11/4(金)に発表予定。予想は19.1万人増。

昨日は落ち着いた動きです。FOMC待ちの様子見ですね。

国債

10年4.060+0.050+1.25%
2年4.4928+0.0710+1.60%
5:30現在

再びFRBによる利上げ可能性が高いことを意識して、金利上昇。

安定的にドルが強いことを示しているように見えます。ただ金利もFOMC待ちですね。

コモディティ

原油(WTI)86.221.68-1.91%
1,636.10-8.70-0.53%
6:00現在

原油 中国の景気悪化を見込んで下落。

金 金利上昇を受けて下落。

中国の景気は当局発表よりもずっと悪い感覚です。需要としては厳しい状況が続くでしょうか。ただ欧州ではエネルギー高が止まりません。原油価格がここに引っ張られる可能性があります。

為替

USD/JPY148.7330+1.3130+0.8907%
EUR/USD0.9883-0.0080-0.8030%
5:30現在

円 米利上げ意識で再び円安。

ユーロ EUは大幅な利上げ継続が必要と判断。

円は介入によって不安定化しています。10月の介入額は6兆円超とのことでした。

投機に対しての対抗策と言っていますが、円安原因が違うのであれば何をやっているのかわかりません。ここでも本音と建て前が違うということでしょうか。

ユーロはインフレのピークが見えません。環境などの建て前をすべて捨てて、なりふり構わずインフレ・景気対策に向かわざるを得ないかもしれません。

VIX25.88+0.13+0.50%

米市場が開いた際はあがっていましたが、結局最後は落ち着きましたね。

ピックアップニュース

上海ディズニーランドが2度目の閉鎖とのことです。

この件だけで経済におけるインパクトは大きくないでしょう。ただし、外国人に対する精神的なインパクトはあると考えます。

今回突如閉鎖されて、園内にいた人はPCR検査が終わるまでは退園できなかったようです。ディズニーは象徴的ですが、そのような施設は他にもさまざまあります。普通に考えたら、そのような国に住みたいと思うでしょうか。遊びに行きたいと思うでしょうか。

ましてや高度人材で様々な国から引く手あまたの人であればなおさらです。

人材獲得競争において、「行きたい国」となれないことは致命的です。中国当局は当然わかっているでしょうから、ここについてどのように考えているか聞いてみたいです。

ひとりごと

米と欧のインフレ状況が大きく違ってきているようです。米はピークアウトした感も出ています。欧州はエネルギーがまだまだ厳しい状況です。欧州では食料価格の高騰も一層深刻になっています。

欧州は景気とは別に、ロシア問題でエネルギー・食料価格が高騰しています。金利操作だけでは簡単にはインフレは収まらないでしょう。欧州の体力がどんどんなくなっていきます。

その場合、他の地域に対する責任を考えることはできるのでしょうか。例えば台湾海峡で何か起きたときにしっかりと対応できるでしょうか。

中国の立場からすると台湾統一にまたとない好機に見えます。一刻も早くウクライナ戦争が終結することを祈るのみです。