11/22(月)のアメリカ市場 FRB高官発言はまちまちも、市場は利上げ減速として株高

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株式

DOW 3034,098.10+397.82+1.18%
S&P5004,003.58+53.64+1.36%
NASDAQ11,174.41+149.90+1.36%

トピックス

・クリーブランド連銀メスター総裁

 「FOMCメンバーにとって物価の安定が最優先事項」

 「現時点では、労働需要は依然として労働供給を上回っている」

 前日には減速に異存はないとも発言しており、減速を示唆か。

・サンフランシスコ連銀デイリー総裁

 「インフレが緩和されない場合、政策金利を5%以上に引き上げる可能性がある」

・中国 コロナ患者急増

 北京でも2人死亡。感染急増を受けてロックダウン拡大。

3Q決算

・アナログデバイセズ(半導体)

 売上32.5億ドル(予想:31.6億ドル)、EPS2.73ドル(予想:2.59ドル)。

 今後の強気見通しも発表。

・ヒューレッドパッカード(コンピュータ)

 売上148億ドル(予想:146.5億ドル)、EPS0.85ドル(予想:0.84ドル)。

 ノートブック コンピューターの販売台数が 26% 減少したことで、前年同期から 11.2% 減少。ただし予想よりは若干よかったこととリストラ期待で、株価は横ばい。 

 連銀総裁の発言が続きますが、自分たちの政策を縛るようなことは言いませんよね。発言に一喜一憂するのも皆が疲れているころではないでしょうか。長期投資としては「利上げ継続を示唆」のような発言は気にしなくても大丈夫です。

 各社決算は健闘しているイメージです。ハイテク大型株が厳しかったので全体的に悪い印象ですが、米国消費は堅調です。Q4がハイテクもローテクも同時に下落しないかが注目ですね。

国債

10年3.763-0.064-1.66%
2年4.5310+0.0050+0.11%
6:00現在

利上げのペースは減速するとの見方が広まる。

逆イールドが広がっていきます。わかりやすく不況のサインでしょうか。

コモディティ

原油(WTI)81.14+1.10+1.37%
1,740.80+1.20+0.07%
6:20現在

原油 OPECが増産検討との報道を、サウジが否定することで上昇

原油は日々のニュースに流されてはいけません。基本的にはウクライナ戦争によるエネルギー問題があります。

さあ金の出番でしょうか。金は今後数年間は良い動きをする要素が大きいです。

為替

USD/JPY141.1950-0.9010-0.6341%
EUR/USD1.0304+0.0064+0.6201%
6:30現在

中国のコロナ拡大の懸念からドル高。

中国は厳しいですね。政策のとれる幅が非常に少ないです。例え欧米のワクチン購入、0コロナ政策終了を行っても、米中対立がある限り長期の成長率は押し下げられ続けます。

VIX21.29-1.07-4.79%

特に大きなニュースなしと見て、下がっていますね。

ピックアップニュース

記事抜粋:
・銀行秘密法の順守が焦点となっている。金融機関にマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金を防ぐ対策を講じるよう義務付けるこの法律を用い、米当局は米国の顧客にサービスを提供していないと虚偽の報告をしていることが疑われる暗号資産プラットフォームを追跡してきた。

新しい産業・技術への警戒感が出るという意味でも影響は大きそうですね。NFTとかメタバースの会社は大丈夫でしょうか。悪意がなくても技術が追いついてない会社はないでしょうか。当局としては捜査をせざる状況になっているのではないでしょうか。

とは言え、次の覇権を握るような企業は「いかがわしい」中から出てくるのでしょう。全体が不透明なほど金の卵を探す楽しみは増します。大きく投資することはないですが、少額投資は楽しそうです。

ひとりごと

日本で雇用の流動性を高めることは大きな課題です。すぐにでも進めないといけません。

但し失業率を抑えるために再教育の投資をしたり、その間の生活を支えることは政府の仕事です。決して企業にまかせるものではありません。

とすれば、解雇規制を緩めるためにはそちらの準備が必要なはずです。「リスキリングの企業支援」でごまかされてはいけません。企業は営利のための判断をするものです。営利以外の要素が強まれば国家統制経済です。

まずは「普通の資本主義」を希望します。