11/9(水)のアメリカ市場 選挙で民主党が善戦。株価は下げで反応。

ニュース
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株式

DOW 3032,513.94-646.89-1.95%
S&P5003,748.6-79.50-1.08%
NASDAQ10,353.17-263.03-2.48%

トピックス

・米中間選挙

 共和党躍進の予想が崩れる。上院は民主党と48議席づつ確定で互角(定員100議席)。ジョージア州上院は両者50%に届かず12/6に再選挙。

・リッチモンド連銀総裁 

 インフレ率を2%にするために利上げ継続とする。

メタ人員削減

 11,000人を削減。全従業員の13%。23年3月まで新規採用を凍結。

週間住宅ローン申請件数

 先週を0.1%減。住宅市場の停滞は明確に。

テスラ イーロン株売却

 4-8日に1950万株を売却していたことが判明。Twitter買収資金へ。イーロンマスクがテスラへの関心が薄れているとみられる。

・10日の消費者物価指数(CPI)待ち

 事前予想は前年比+7.9%で前月の+8.2%から低下。コアCPIは+6.6%の予想。

3Q決算

・DRホートン(住宅建設)

 売上高、利益とも予想を下回る。先行き不透明として4Qの予想を出せず。

・ディズニー

 ストリーミング事業の損失が拡大し、テーマパークの好調な業績が相殺された。大幅下落。

予想外の民主党の善戦で株価が下がってしまいました。

選挙戦後半でトランプ元大統領がやたらとメディアに出てきたイメージです。大統領選への出馬もほのめかしました。ここが米国民に警戒されたのでしょうか。

メタの人員削減は「数千人」とした事前予想を上回りました。今後のメタバース事業がどうなるか興味は尽きません。

国債

10年4.109-0.019-0.46%
2年4.6047-0.0670-1.44%
6:30現在

利上げ継続との高官発言もあり一旦上昇も、その後下げに転じる

上下に揺れて方向感ないです。それにしても金利と株価の動きの関係が弱くなっている状況は続きますね。

コモディティ

原油(WTI)85.543.37-3.79%
1,707.90-8.10-0.47%
6:00現在

原油 予想外の米原油在庫増を受けて値下がり。

原油に影響をおよぼす影響が多すぎます。次はウクライナ戦争の状況をどう判断するかでしょうか。

為替

USD/JPY146.4660+0.8030+0.5513%
EUR/USD1.0010-0.0063-0.6254%
6:00現在

ドル 基本的には利上げが続くとしてドル高。

ユーロ ウクライナ戦争でのロシアのへルソン州撤退でユーロ高。

円 9月経常収支大幅減で円安。

ドルは底堅いですね。よくわからない状況であれば、ドルを持ちたくなります。

VIX26.05+0.51+2.00%

ピックアップニュース

TSMCが二つ目の米国工場を検討しているとのことです。投資規模は建設中の工場と同じ120億ドル(!)規模の可能性があるようです。

経済的には、景気が明らかに悪くなっている中、米には非常にありがたい発表でしょう。リストラなどの発表が相次いていますからね。

記事では安全保障の観点も多く書いてありました。少なくとも台湾として交渉材料には使えているのでしょう。

沖縄の最強の安全保障策として、当地で世界が無視でいない最強産業を立ちあげるというのはいかがでしょうか。難易度高いとしても、皆が反対しづらいのでは。

ひとりごと

今年度の第二次補正予算29.1兆円が閣議決定されました。

経産省の資料で項目が示されています。正直エネルギー高に対する補填以外の実効性はよくわからないです。投資支援でなく、効率の悪い企業をつぶして働く人の生活のつなぎ資金や、少子化対策に思いっきりふった方がよいのでは。

イギリスの減税案にマーケットが反発したこと、潜在成長率が上がらない限り根本的な経済好転はないことをどう考えているのか。それに対する意図は見えてこないです。

いつか急なインフレが起こるなどで、普通の人が生活できない日本にならないか心配です。