12/1(木)のアメリカ市場 景気悪化指標と金利引き締め緩和期待で株価はまちまち

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株式

DOW 3034,395.01-194.01-0.56%
S&P5004,076.57-3.54-0.09%
NASDAQ11,482.45+14.45+0.13%

トピックス

米 コア個人消費支出価格指数

 前月比+0.2%と事前の予想である+0.3%を下回る。インフレ抑制できる期待を感じさせる。

・米製造業総合景況指数

 49.0。2020年5月以来で初めて50を割り込み、景気後退が意識される。

・米 失業保険申請件数

 22.5万件。先週より1.6万件減少。ただし継続受給者数は2月以来の高水準。

・中 コロナ規制の緩和期待が高まる。

 北京で一部自宅待機が認められる。

・2日の11月雇用統計待ち

 インフレ抑制と考えられるような指標が出ています。ただし「見たいものだけを見ている」状態になっていないかは注意したいです。インフレを克服できるような雰囲気になっていますが、供給サイドの問題が解決しているとは言い難いです。

国債

10年3.5100.191-5.15%
2年4.23580.1360-3.12%
6:00現在

FRBパウエル議長の利上げ減速発言の流れを引き継ぐ。

また逆イールドが大きくなる方向に動きました。景気後退が意識されています。

コモディティ

原油(WTI)81.37+0.82+1.02%
1,816.90+57.00+3.24%
6:30現在

原油 中国でのコロナウイルス感染者への隔離措置緩和に反応。

   在庫減少を受け、米の在庫放出の停止も意識される。

金  利上げ圧力減と見て金価格上昇。

金がやっと予想通りに動き出しました。ここから緩和方向に動くのであれば過去最高値は簡単に超えてほしいです。

為替

USD/JPY135.3030-2.7770-2.01%
EUR/USD1.0525+0.0121+1.1611%
6:00現在

金利低下を受けてドル安の流れが継続

円高になっています。輸入品の物価も戻ってくれると、仕事も家計も助かります。しかし急激な円高だと新規で米株を買いづらくはなってしまいます。

VIX19.84-0.74-3.60%

引き続き市場には安心感が広がっています。

ピックアップニュース:債券購入に良いタイミングかも

記事内容:
・バンクオブアメリカの予測によると、FRBは来年金融引締めを減速させ、最終的には金利を引き下げて景気刺激策を講じるため、米国債10年物利回りは来年低下する。

今は債券を買うタイミングかもしれませんね。このところ急激に金利が落ちているとは言え、まだまだよい利率の債券は多いです。金融引き締めが始まる前であれば考えられなかった利率です。私が債券を持っていない状態であれば購入を考えます。今から買い増しは悩ましいところです。

ただし、インフレ指標が高止まりすると、債券はインフレ負けしてしまうので、そこは悩ましいところです。もちろん一段の株安に備えて現金を厚くしておくという考え方もあります。私としては「どちらか」という選択ではなく、バランスを取りながらPFを考えていくべきかなと考えます。

株100%よりも安定を求める方はご一考を。

ひとりごと中国のコロナ対策はよく緩和できましたね

中国でコロナ対策の緩和が打ち出されています。

今動けば「デモによって国策が動いた」とみなされかねないのに、よく中国政府は動いたな という感想です。本当に危機感を感じたのか、何か他の考えがあるのかはなかなか判断がつきづらいですが。今後どこまで緩和できるかは、政府と国民の非常に繊細な心理の読みあいになるかもしれません。そこを予想しながら投資するのは、なかなかつらいです。

ところで、デモ参加者の取り締まりは、これから非常に巧妙に行うのでしょうね。例えば各種映像を分析して主要メンバーを割り出して逮捕していくような方法で。

いずれにしても国内が安定していないと海外での戦争は厳しいのではないでしょうか。いくら中国でも数十万人規模で海外派兵となると、国内の治安人員が少しづつ手薄になるはず。そのような意味ではある程度緊張した状態が続くことが戦争を抑止するのかもしれません。

どのような形でも結果的に戦争が起こらないことを祈りますが、中国の国民に負担をかけているなとは感じています。