今週は買い増しはなしです。
先週比は41万円のマイナスです。為替は0.6%のプラスでしたので純粋に株価が大きく下がっています。労働市場や生産者物価指数(PPI)が良くて、金利引き締めが意識されたことが響いていますね。当面のFOMCによる金利変更は予測通りでも、最高到達点の金利が高くなるだろうということです。
市場全体で見るとエネルギー株が厳しいようですね。景気悪化を見越して原油安となり、逆風が吹いています。

良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
価格上がった銘柄がないので相対的な話ですが、IAUが良かったです。
1年間のチャートです。利上げ局面では苦しい場面が続きましたが、明らかに反転していると思います。
金は人によって考え方は様々あると思います。株ではないので「世の中に何も生み出さない」というバフェット氏の考え方も非常に正しいと思います。ただし、非常に世の中が不安定になる可能性がありますので避難先としては引き続き有効だと考えています。

VCLTもよいです。
こちらも1年のチャートです。反発を始めていると考えてよいのではないでしょうか。
コロナ前の2020年頭の株価が100ドルくらいでしたので、あと3割くらいはあがるのではないでしょうか。キャピタルゲイン狙いではないので、半永久的に金利をいただければOKです。直近の配当利回りは4.4%とのことでした。

日本株では三井物産が良かったです。
総合商社株は長期的にはアジアやアフリカなどの成長をうまく取り込めるかどうかがカギです。投資余力はありますので期待したいです。ただ日本株ですので大幅に購入するつもりはないですが。
バフェットがなぜ商社株を購入したのか正確につかめていないのですが、新たな視点があるのかもしれません。ここは研究していきたいです。
悪かった銘柄
VCRが厳しかったです。アマゾン-5.35%、テスラ-8.11%と割合の大きい2銘柄が大きく足を引っ張っています。アマゾンもテスラも過去最高値の半分程度になっていますね。
アマゾンは商売の仕方が嫌いです。サイトで商品が人気であれば自社買い付けで売り出すというのは商道徳的にはありえないと思っています。アマゾンのサービスを便利で広がっていくと思いながらもVCRを買い進めなかった最大の理由です。クラウドは他社に対する技術の優位性が私はわかりません。
テスラは株高の理由がよくわからなかったです。確かに営業利益率などは素晴らしいですが、EVの普及が進めばどんどん自動車メーカーの取り分は少なくなる可能性もあります。その中でトヨタの数倍とか、他のすべての自動車メーカーの合計と比べられるような評価になっていました。もしかしたらブランドやソフトにそれだけの価値があるかもとか、エネルギー企業として考えれば全く違う未来を描いているのかもと思っている間にだいぶ安くなってしまいました。なかなか理解できないので、私としては積極的に買う気にはなれないです。
持ち株の割合

特に大きな動きはないです。
もう少し新興市場のバリエーションを持ちたいですね。今のところインドだけですので。フィリピン、ベトナムなどは検討してよいかもしれません。本当は資源があるのでインドネシアが良いと思っているのですが、政治がよくわからない決定をするのでカントリーリスクを高めに考えてしまいます。
アフリカは人口動態予測を見ながら購入を始めても良いとは思います。ただしナイジェリアのETFだとまだまだ規模が小さいようですね。
今後の方針
先週と同じコメントですが、VOOを中心に米国株購入を検討するという方針は特に変わりません。EPI,IAUは買い増しを検討するかもしれません。
2-3年以内の値上がりを期待するのであれば日本株も良いかもしれません。経済が動き出す中で輸出関連株で、大きな変革がない業態の企業は良いのではないでしょうか。
ただし日本は長期的には人口減による国力低下が顕著になるでしょう。ダウントレンドの中で勝ち筋を見つけるのは非常に難しい作業にです。決して長期投資には向きません。