12/15(木)の米市場 小売り売上高悪化で株安。「悪いニュースは株安」に。

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トピックス

・米 11月小売売上高

前月比-0.6%。予想は-0.1%で下回る。特に自動車、家具などの落ち込みが大きい。

NY連銀製造業景気指数

 -11.2と予想の-1.0より大幅に悪化。6か月先の見通しは6.3と大きく回復。

 先週の失業保険申請件数

 21.1万件と、前週より1.1万件減。予想外の減少で労働市場の強さを表す。

・EU 利上げ減速もタカ派発言

 +0.5%上げで2.5%に。しかし、ラガルド氏は政策の方向転換ではないことを強調し次回以降も+0.5%の利上げが続くことを示唆。来年3月から保有資産の圧縮を進める見込み。

・マスク氏 テスラ株売却

 今週35億ドル超を売却していた。

景気悪化が意識されています。悪いニュースは株価にとっても悪いニュースとなりました。前月は小売り悪化に対して、利下げ意識で株高で反応しています。米市場の雰囲気が転換しています。

ヒートマップは目が痛いほど真っ赤です。中でもハイテクが大きく下げています。金利だけでなく、景気動向でも最も大きく反応しています。

欧州は長期間厳しそうですね。QTの影響をしっかりと吸収するのは、かなり難しいのではないでしょうか。

・為替

 ドル引き締めの影響が強く、円とユーロ両方に対してドル高

ユーロの利上げ継続による影響が、ドル高に負けていますね。

日本は引き続き対策なしでなすがままでしょうか。