12/7(水)のアメリカ市場 景気好悪両方のニュースと将来の金利高意識のもみ合い。ハイテク下落。

ニュース
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株式

DOW 3033,596.87+0.53+0.00%
S&P5003,933.78-7.48-0.19%
NASDAQ10,958.55-56.34-0.51%

トピックス

中国 コロナ対応緩和

 軽症者の自宅待機を認める、省をまたぐ場合のPCR検査をなくすなど進むなど緩和が進む。

・中国 11月輸出入

 輸出は前年比8.7%減。10月の 0.3減から拡大し、2020年2月以来の幅となった。

 輸入も同10.6%減。10月の0.7%減よりも大幅に悪化。

アップル iPhone生産

 村田製作所社長が今後のスマホ市場のさらなる下方修正を示唆。

・金融機関首脳の景気後退発言

 先日のJPモルガン ダイモンCEOなどの発言により景気悪化をより強く意識される。

・景気好調を示す指標

 先日の雇用統計、ISM非製造業景気指数などが良好で将来の金利高が意識される。

来週の消費者物価指数の発表、FOMC待ち

最高到達点の金利が高くなることを意識されました。マップで見ると、マイナスはハイテクのいくつかの銘柄に集中していることがよくわかります。特にテスラ、グーグルが相場全体に悪影響をあたえています。

それに対して、ヘルスケア、生活必需品などは悪くないです。実需の堅調さを表しているのでしょう。

国債

10年3.415-0.098-2.79%
2年4.2561-0.1040-2.38%
6:10現在

景気悪化からの利上げ減速を意識して、金利は下落。

金利下落トレンドが鮮明になってきたようです。債券を買うのであれば早めにご検討を。

コモディティ

原油(WTI)72.21-2.04-2.75%
1,800.20+17.80+1.00%
6:00現在

原油 中国の需要悪化を見越して下落。米ガソリン在庫が上昇。

金 金利低下を受けて上昇。

今後中国のゼロコロナ解除でどこまで消費が戻ってくるかですね。中国人は不透明な経済状況ですので、個人消費の財布のひもが固いようです。そうなると景気刺激策次第ですが、元レートもまだ安心できませんので対応は難しそうです。

為替

USD/JPY136.4610-0.4980-0.3636%
EUR/USD1.0510+0.0044+0.4175%
6:00現在

金利安の観測から、ドル安が進む。

円高に動きましたね。円高と株安が同時におこると、米株の円評価は急激に苦しくなりますね。

VIX22.60+0.43+1.94%

若干の上昇が続きます。

ピックアップニュース:シフ氏PFでは不況で金、インカム株、農業に注目

記事内容:
・ユーロ・パシフィック・キャピタルのCEOのピーター・シフは2008年の金融危機を予測している。
「仮想通貨は絶滅する。」
・シフ氏のPFからは金、インカム株、農業が注目と考えられる。

過激な発言ですね。仮想通貨はかなり厳しい状況になるでしょう。そのほかの市場の流動性、信用収縮に影響を与えないことを祈ります。

私もしばらくは金、インカム株、農業のような不況に強い資産を意識したいです。ハイテクの反発の大幅上昇は非常に魅力的ですが、その誘惑に負けないようにします。

ただこの記事を読みながら別のことも考えました。この記事は私の考えと近いものですが、自分の見たい・意見が近い記事だけを探してはいないかは意識したいです。あえてピックアップすることで自戒をしたいなと考えています。

ひとりごとウクライナはロシア攻撃で泥沼化?

ウクライナがドローンでロシアを攻撃しているようです。

ウクライナは戦争終結をどのように行うつもりなのでしょうか。ロシア領土が攻撃されればプーチンはより引けなくなります。また、ウクライナを応援している西側諸国は望んでいることなのでしょうか。

ウクライナ戦争は直接はロシアが悪いと思います。ただし、ウクライナやゼレンスキー氏の戦争前も含めた過去の行動が正しいかといえばそうではないです。戦争を避ける努力を十分にしてきたのでしょうか。抑止力としての軍備、国際関係での働きかけ、東部での軍の振る舞いなど疑問点は多いです。その意味でウクライナを信用していません。

ロシアが核を撃たない要因の一つは西側の各報復があります。ウクライナが西側の制止を振り切っているとしたら、報復はきちんと行われるのでしょうか。いずれにしてもこの戦争の泥沼化は食料・エネルギーの上昇圧力を強めますので、注目したいです。