株式
DOW 30 | 33,476.46 | -305.02 | -0.90% |
S&P500 | 3,934.38 | -29.13 | -0.73% |
NASDAQ | 11,004.62 | -77.39 | -0.70% |

トピックス
・米 11 月の生産者物価指数
前月比+0.3%、食品とエネルギーを除く「コア」ベースで +0.4%。予想の+0.2%を上回る。市場は利上げ継続を意識。
・ミシガン大学インフレ期待調査
12月は60.2に上昇。前月は58.8。期待指数は58.4。前月の55.6から上昇した。
・中国 国債発行
景気刺激策として7500億元(約14兆7000億円)相当の特別国債を12日に発行すると発表した。
・エネルギーセクター
原油価格下落を受けて株安。
・来週の消費者物価指数の発表、FOMC待ちで様子見ムードも継続。

エネルギーセクターが特によくないですが、全般的に株安です。いわゆるディフェンシブ銘柄も景気悪化を意識して下がています。
ある程度の景気減速はやむなしですが、金融システムや流動性の問題までいかないか、しっかり見極めたいです。
国債
10年 | 3.586 | +0.019 | +0.52% |
2年 | 4.3422 | +0.0122 | +0.28% |

利上げ観測傾向から金利上昇。

大きくは動きませんでした。FDD watchでは次回のFOMCの予測は変わらずです。+0.5%以外の結果が出たら市場大きく反応しそうですが、長期投資家はゆったり構えましょう。
最近急にターミナルレートという言葉がはやっていますね。はやり言葉に惑わされてはいけませんよ。そこの予測にフォーカスしても何も生まれません。

コモディティ
原油(WTI) | 71.59 | +0.13 | +0.18% |
金 | 1,809.40 | +7.90 | +0.44% |

原油 米欧中のなどの景気減速を見通す。
OPECの減産は限定的とみなして原油価格は下落。

このタイミングで中国とサウジアラビアの首脳会談がありました。原油価格に影響のある行動がとられるのか注目ですね。
為替
USD/JPY | 136.5500 | -0.0800 | -0.06% |
EUR/USD | 1.0545 | -0.0014 | -0.14% |

利上げ継続観測からドル高傾向も、動きは限定的。

落ち着いているというより、金利の先が読みづらくなり動きづらくなっているのでしょう。
為替動向もFOMC待ちですね。
VIX | 22.83 | +0.54 | +2.42% |

金利上げ意識で、少し上昇です。
ピックアップニュース:市場予測は無視します
記事内容:
・市場のコンセンサスとしての来年の見方
①株価は通年で横ばい
②2Qが底になる。
年末に向けて株価予測は色々行われますね。私としてはこのような予測は無視をします。
2022年に金融機関がどれだけ急に株価や為替の予測を途中で変えたでしょうか。戦争が始まっても、供給問題が起こってもなかなか変えませんでした。実際に株価がかなり下がり始めたら、皆一斉に変えました。とても信頼できません。
長期投資にとって考えるべきは、より長いスパンの環境変化です。ここ数年は中国が覇権国になるか中所得国の罠にはまるかの瀬戸際です。今後の長期投資の方向性はここで大きく決まってきますので、注目したいと考えています。
ひとりごと:NISAの議論をきちんとできる金融リテラシーがあるか?
NISA拡充の議論が進んでいるようですね。ありがたいことですので、ぜひ進めてほしいと思います。
ただ、あまり金融教育を進める議論が活発でないような気がします。投資を知ってる人にはありがたいけれど、そうでない人は無関心とはならないようにしてほしいですね。NISAの議論をアピールすること自体が金融教育という考えは一理あるでしょうが。
「年金2000万円問題」であれだけ的外れな議論で紛糾した金融リテラシーレベルの国です。今回は建設的な行動をできるでしょうか。制度詳細よりもこちらの方が心配です。