46%の金融機関が融資を厳しく。市場はさまざまな協議を待ちの姿勢。

ニュース
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株価は高安マチマチです。どのようにとらえたらよいでしょうか。
景気は堅調との見方が続くものの、融資基準の厳格化や政府債務上限問題が重しになっています。
少し様子見ムードが続くかもしれません。


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指標、ニュース

政府債務上限問題がクローズアップされる。

・地銀回復
 先週大きく下げたパックウェストは資本状況のために減配を発表。
 健全化につながるとして市場は好感した。
 他銀行も回復傾向を続ける。

・融資基準が厳格化
 FRB調査によると、1-3月に融資条件を厳しくした金融機関は46%だった。
 10-12月の44.8%からさらに上昇した。

米債務上限の問題
 バイデン大統領は議会関係者と協議をする予定。
 6月にも債務上限に達する可能性がある。

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市場を見極めたいとの様子です。

インフレ指標や債務上限の協議などを控えて大きな動きはありませんでした。
今のところFOMCや労働市場からは底堅いとの見方が続いていることもあり、株価はあまり動きませんでした。

銀行融資の厳格化は、経済全体の資金繰りにはよくない方向です。
ただFRBが景気後退をしてでも金融引き締めを進めているので当然でしょうね。

セクター別、個別株

セクターでの傾向は薄く、個別銘柄ごとに上下した。

通信サービスセクター +1.2%
 グーグルが全体を押し上げる。
 これまで出遅れていた分の反発。

不動産 -0.5%
 金融機関の融資引き締めの報道に反応した。


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大きく振れる要素はなし。

エネルギーセクターが原油高に反応しませんでしたね。
景気後退懸念が根強いでしょうか。

いずれにしても債務上限問題がはっきりしないと市場関係者は動きづらいでしょう。

長期投資として

債務上限問題が、残り1か月となってお尻に火がついてきた印象です。
ここにエネルギーを割かれるのは決して将来に対してよくないので早く収まってほしいです。

そうかといって米以外の投資対象がなかなか見つからないのも事実です。
潜在成長力が高い国はあります。
魅力的な人口ピラミッドの国もあります。

ただし、市場ルールや政府の安定性などのカントリーリスクを考えると今のところ米国となってしまいますね。
但し割高な状況は続いていますので、そこは注意が必要です。

まとめ

昨日は株価が動きづらい状況でした。
市場はもう少し問題の行方を見極めたいとのことですね。
長期投資の目線からも、国の競争力をそがないように乗り切れるか見守っていきたいです。