FIREについて思うこと

資産運用
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FIREは憧れでもありますが、いろいろなことを想定すると達成するのは大変だと思います。
FIREを進めるための私の考えを書きます。

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FIREとは

FIREはFinancial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)の略です。「働かなくても資産やその運用益で生活できる」とのとらえ方が一般的です。
よく利回り4%をもとにしてFIREを考えます。
例えば7500万円の株を持っていれば、その利回り4%の300万円/年に支出を抑えれば生活ができるということですね。本当にそれは可能でしょうか

利回り4%について

4%の根拠は?というとアメリカでは「S&P500の平均的な利回り7%からインフレ率3%を引いた値」とされています。そもそもアメリカでは前提として、「利回りが4%」ではありません。

「日本ではインフレ率はほぼ0なので、日本に住めば4%の利回りで問題ない」のでしょうか。「輸入品のステルス値上げ」「海外に買い負け」などと言われる通り、世界の物価と関係なくなることはないと考えます。つまり日本で生活しても利回り4%を前提とすることは危険だと思います。

FIRE中に何か起こったら。。。

いくつかの場合を見ていきましょう。

①株価が下がったとき
*ここでは計算上4%を使います。
例えば300万円/年の生活費をねん出するためには7500万円の資産が必要です。
ある年3割株価が下がったら5250万円になります。
生活費が変わらなっかったら残りは4950万円です。
そこから300万円の生活費を捻出するためには約6%の利回りが必要になります。
その次の年も、さらに次の年も6%が必要になります。

②生活が変わる
例えば一年300万円で生活ができる と思っても色々な事が起こります。病気になったり、子供がほしくなったり、親の介護が必要になったり・・・いろいろありそうですね。

③国の政策が変わる
どんどん日本がお金が無くなっていったときに最後に私たちの資産を吸い上げなければならなくなるかもしれないです。資産に直接税金をかけるかはわかりませんが、資産運用だけで生活をしようとする人を許さないようにする可能性はあります。

まとめ

まずは「資産を築いたら一生働かなくてもよい」と決めてしまうと、いざという時に大変でしょうね。何かあった場合に働いてお金を稼げる準備は必要でしょう。
SIDE FIREでもバランスの問題で同じような考えをしなければなりません。
私の場合は、当面はあるタイミングで1億円の資産を作ることを目標にしていますが、相場にも左右されますので「できればいいな」くらいでとらえています。
いずれにしてもFIREは注意深く進める必要があるでしょう。