市場の動きを変えるような大きなニュースはありませんでした。
株価は小幅に反発です。
市場関係者は来週の大きなイベントに身構えています。



TOPニュース

大きな指標発表はなし。
・コインベースを提訴
SECは仮想通貨交換所であるコインベースを提訴した。
必要な報告を行わず、投資家保護ができなかったとの容疑。
前日のバイナンスに続いての対応となった。
・アップル 新製品の発表
新しいARデバイスを発表した。
関連市場は想定程には成長しておらず、評価は分かれる。
CPI発表、FOMCなどを来週に控え引き続き薄商いとなった。
FOMCでは利上げは行われないとの予想が多い。

平穏な市場でした。
アップルの新デバイスは今のところなんとも言えない市場評価ですね。
少なくともiPhoneに代わって業績を引っ張るとのことにはなっていません。
AR市場自体の評価が定まってません。
メタバースやWeb3などのビッグワードで見てはいけません。
ゲーム、会議、製造現場などの使用分野がありますが、まだ必然性は認識されていません。
個人的にはゲームで周りを見渡す動きは疲れるので嫌でした。
アップルの勝ちパターンであるファッション性、ブランド性が活かされるかはまだわかりません。
セクター別、個別株

騰落分かれる。
一般消費財セクター +1.6%
テスラが全体を引っ張る。
シティが自動車株も需要見通しの改善でフォードの格上げしたことも好影響。
ヘルスケアセクター -0.3%
リスクオンムードの中でディフェンシブ株は引き続き売られる。


金融、半導体は反発力が大きいですね。
前日の下げへの反発で全体的に押し上げられているでしょうか。
信用不安や景気で大きく改善を示す指標はない中での動きです。
長期投資として 原油の動向
ロシアがウクライナの水力発電所を破壊したことで、穀物価格が上昇したようです。
この戦争の状況次第ではエネルギーも同じような動きをする可能性はまだまだあります。
潜在的には原子力発電所が戦争で標的にされると、いかに苦しくなるかということも分かりました。
長期でのエネルギーコストは、リスクの顕在化を反映して上昇傾向であるのは変わりません。
まとめ
市場は落ち着いた展開になりました。
FOMC待ちとは言え、やや楽観視に傾いています。
さて、来週のイベントを無事にのりきれるでしょうか。