FOMCは大きなサプライズはなし。株式市場は安定の航海を続ける。

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FOMCが終わりました。
FF金利自体はサプライズはありませんでした。
株価動向も概ねこれまでの傾向のままです。

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FOMCでの金利は予想通り。

・FOMC結果
 FF金利は据え置きとなった。
 これまで10回連続で上昇していたが、方針転換となった。
 事前の市場の予想とは一致している。

 23年末の金利はこれまでより0.5%の利上げが予想される。
 0.25%ではなかったのは、インフレ率がまだ高いとの判断による。

 予想どおりではあるものの、タカ派の声明から一旦は金利上昇した。
 パウエルFRB議長の「スキップではない」との言葉を、市場は今後利上げをしないこともありうると捉えた。

 株価は大きな反応を示さなかった。

・5月生産者物価指数(PPI) 前年比
 全体 +1.1% 予想:1.5% 前回:2.3%
 コア(食品、エネルギーを除く) +2.8% 予想:3.0% 前回:3.2%
 エネルギー価格の値下げが全体を押し下げた。
 大きなサプライズとは受け止められず。

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将来の利上げ見通しがサプライズでしたね。

インフレ率が落ちてきているとはいえ、まだ高水準であることから将来の利上げ幅が高まる声明を出してきました。
この部分がサプライズでしたね。

ただ概ね事前予想と一致ということは、インフレ退治が順調ということでもあるでしょうか。
微妙なバランスの上に経済が成り立っています。
米国が厳しいところは国外で経済的に頼りになる国がないことでしょうね。

リーマンショックのときは中国の景気対策が浮上のきっかけとなりました。
今輸出先で頼りになる国があれば良いのでしょうけど中国、欧州、日本などどこも米国景気を底支えするほどの体力・気力はありません。

セクター別、個別株

幅広い業種で上昇した。

情報技術セクター +0.9%
 引き続きAI関連に注目が上がらず。
 NVIDIAなどが大幅に株高。

ヘルスケアセクター -0.9%
 ユナイテッドヘルス・グループ幹部が高齢者の手術が増加していることを発表した。
 保険関連会社の支払いが増えると考えられ、株価が大幅に下落。


 

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AIが強いですね。

AI関連が上昇しています。
上昇してからAI株を買っている参加者も多いはずです。
後追いの参加者にも利益をしっかり分けてくれるほど株式市場は優しいでしょうか。

生活必需品セクターも上昇しましたね。
どこかでリスクオフに反転すれば相対的には良くなるでしょう。

長期投資として ウクライナ戦争について

ウクライナの反抗が始まっています。
まずはロシアをある程度押し返しているようですね。

それにしてもまだ戦争の終結点が見えません。
プーチン大統領の権力が弱まる以外の解決方法が想像できませんね。
当面は中国・インドが得をする状況が続くでしょうか。

欧州が戦争・軍備にエネルギーを使い続けるとなると、相対的に経済力は落ちていくでしょう。
その他の新興国にとっては戦争が続く限り経済的にはチャンスです。

私はインドETFの比率をもう少し上げるチャンスを探します。

まとめ

FOMCもクリアしました。
今週は引き続き経済指標や、景気指数が続きます。
ある程度悪いことは市場で想定済みですが、そのレベルに落ち着くかどうかに注目です。