FOMCを終えて今後の金融引き締めが強まる認識が広まっています。
その中で金利高による株安が起こりました。
株価自体は大きな動きでは無く、これまでの株高の調整の範囲内です。



TOPニュース

経済指標は好調。
・6月ミシガン大学消費者信頼感指数
63.9(速報値)で、予想は60.5より良かった。
先月59.2から回復した。
1年先の期待インフレ率は3.3%と2021年3月以来の低水準となった。
・リッチモンド連銀 バーキン総裁
「インフレ収束、労働市場の減速のためには金融引き締めが必要かもしれない。」
・金利
FOMC後の議長声明、FRB関係者の発言、前日からの各種指標が利上げを裏付けるとして国債金利が上昇した。
これを受けて株安が広がる。

少し調整ですね。
内容の濃い一週間が終わりました。
最終日は少し調整が入って一週間が終わった感じですね。
円だけが世界の金利の状況に取り残されて独歩安です。
緩和推進を主張する人はこれをどんどん進めればよいということでしょうか。
結局は輸入品が高くなり、私たちの生活が苦しくなります。
セクター別、個別株

公益事業以外は下落した。
公益事業セクター +0.3%
ここ半年で最も下げているセクターであり、調整がはいった。
通信セクター -1.3%
グロース関係は特に金利の影響を大きく受けた。
これまで上昇が大きかった分の調整も入る。


これまで一本調子が続きすぎましたね。
これまで上昇していたAI関係の調整が大きかったですね。
その中でもしっかりとしていたNVIDIAはさすがです。
長期投資として 中国経済について
中国の景気に疑問が出る指標が続きます。
他主要国でそこまで景気悪化が見えない中で中国だけが悪いようにも見えます。
特に注目は若年失業率と不動産市場です。
これらは景気循環の一環とも捉えられそうです。
しかし、これは労働力の大量投入、不動産からの資金集めという中国経済の必勝パターンが崩れていることを示しています。
そうであれば景気の話ではなく、潜在的な成長力の話です。
それが落ちている国には投資はできません。
台湾にとばっちりを飛ばさないことだけを祈ります。
世界経済を巻き込んだ自爆作戦になりかねません。
まとめ
少し調整が入りましたが米国市場のムードは大きく変わっていません。
欧州がインフレが長引き、中国が景気悪化となっています。
米国の一人勝ちが続いていくでしょうか。