NVIDIAが異次元の決算発表。AIの見通しが一気に明るくなる。

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NVIDIAの好決算からハイテクが大きく上昇しています。
債務上限問題も、各種指標も好調です。
そのわりには下げる銘柄も多いです。

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指標、ニュース

NVIDIAが全体を引っ張る。

・NVIDIA 1Q決算
 前日発表された好決算と強気の見通しを好感して24%の高騰。
 5-7月売上予想は110億ドルと、アナリスト予想の71.8億ドルを5割上回る。
 時価総額は1兆ドルに近づく。
 これを受けてAI関連の機器、ソフト、製造装置など関連銘柄も上げる。

・債務上限問題
 バイデン大統領は交渉の妥結の見通しを発表した。
 共和党も合意について前向きな発言が相次ぎ、最短で26日に合意するとの見方を示す。
 合意に至らないならフィッチが国債の格下げを検討しているとの報道もある。

・新規失業保険
 22.9万人と予想の24.7万人を大きく下まわる。
 労働市場は引き続きタイトであることを示す。

・ベストバイ決算
 減収減益も、EPS1.15と予想の1.12を上回る。
 株価は3%の上昇。

・ダラーツリー決算
 原料高に圧迫されて利益率低下。
 今後の見通しも厳しく、株価は12%の下落。

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よいニュースが続きます。

NVIDIA祭の陰に隠れがちですが、他の指標も好調です。
米国経済の底堅さを物語っています。
後は債務上限問題だけといった雰囲気です。

それでも多くの銘柄で下がっています。
金利が上がることによるバリュエーションの問題だけでしょうか。
景気だけではなく、経済的に世界は厳しい環境にあることを忘れないようにしたいです。

セクター別、個別株

ハイテクが大きく上昇。

通信技術セクター +3.8%
 NVIDIAの上昇に引っ張られて大きく上昇した。

エネルギーセクター -2.0%
 OPECの新たな減産がないことが発表されて原油価格は下落。
 また景気先行きも厳しいとみられる。
 それを受けてエネルギー株も下げる。

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AIへの関係性で分かれました。

ハイテクの中でも通信系やインテル、アマゾンは下げています。
この辺りはAIの恩恵が薄いとみられていますね。

半導体の関連企業は多いですが、それぞれの分野を見ていくとだいたい寡占になっています。
これも高利益となる秘訣ですね。

長期投資として 中国の半導体

米国市場はNVIDIAが強く強く市場を引っ張りました。
中国はAIのサプライチェーンの中で、ロジック半導体はまだ差が大きいとされています。

NVIDIAやAMDに対抗する細線や、最新の構造を作るのは非常に難易度が高いです。
実現するための装置も材料も入手困難です。
メモリ半導体やソフトでは健闘している部分はありますが全体とするとまだ差はあるとの見方になります。

そしてソフトでは共産党批判をしないようにAIをコントロールしているといわれています。
不自然なソフトにしてしまうと、足枷を付けながら戦うことにもなります。
中国がハイテクで追いつくのは外から見るよりも大変でしょう。

まとめ

NVIDIA、AI関連の上昇は非常にありがたいです。
しかしまだ数多くの懸念が無くなったわけではありません。
引き続き無理に利益を取りに行くことはしません。